JAバンクの食農教育 小禄支店編②

2019.04.26

 JAおきなわ小禄支店は、8月7~10日までの4日間、で管内の小学生親子28名を対象に、味噌づくり体験を開きました。              

 取り組みは、親子で食の安全・安心を考え、地産地消を促進することを目的として昨年に引き続き開催。JAバンク食用教育応援事業の一環として行っています。

 参加した親子は、女性部員から味噌の原料である玄米、大豆、そして味噌そのものの栄養価などについて学んだあと、原料を洗う、蒸す、発酵させる、ミンチ機にかけ混ぜ合わせる等の作業行程を4日間かけて行いました。発酵の過程では、数日間の間に玄米麹の変化を目の当たりにして、「菌が生きている!」と実感した表情をみせました。

 づくりの合間にはかせない大豆を使った豆腐作りへ挑戦。にがりを入れるとだんだんと固まっていく豆腐に、子どもたちは大喜びで「豆腐だ!豆腐!」と歓声を挙げました。

 豆腐を作る過程で生成されるおからを使ってバンバーグ作りも行い、栄養価の高い大豆を使った食事について親子で学びを深めました。

 仕込んだ味噌は、約3か月間かけて発酵させます。11月23日に再び集まった参加者は、空気に触れる表面と、触れない底面を入れ替えて発酵を均一にする「天地返し」という作業を行い、一人ひとり袋に入れて自作した味噌を持ち帰りました。「早くこの味噌で味噌汁が飲みたい」と参加者は待ちきれない様子でした。